2012/02/16

一つで二つの意味

既存の丸穴(大)パンチを4分の1だけ穴が空けられるように改造して、普段使ってるノートの角を切り落としている。


これはよくスケジュール帳等にある工夫だが、書き込んだページの角を切り落とすことで、栞が無くとも、最新のページをすぐにめくることができる。(栞は別のページを開くために使うことができる)
このやり方はとても便利なので、世界中のありとあらゆるノートに実装して欲しいと思っているのだけど、使っている内に、自分は無意識の内に別の意味も見出していたようだ。


上の写真のように、閉じた状態で見るとよく分かるのだが、使ったページの角を切り落としているわけだから、今ノートをどのくらいまで使ってるのか、一目見て分かるメーターの役割にもなっているのだ。
特にこのノートは、1ページ1アイデアを書くメモとして使っているため、「もうこれだけアイデアを考えたのか!」「あとこれだけ考えればこのノートを終われる!」といった達成感やモチベーションを引き出すきっかけにもなっている。

このように、一つの状態が二つの意味(今回の例では栞とメーター)を持つものはとても面白い。
特に、意図して二つの意味を持たせようとしたからでなく、無意識に複数の意味を見つけ、無意識のままに活用しているところが面白い。考えるより先に、身体が見つけている知恵だ。

少しこのような視点で自分の普段の生活を振り返って、一つで二つの意味を持つものを探して見ると、意外な発見や発想のヒントが見つかるかもしれない。