2011/07/31

認知の優先順序

また、見かけたので写真に撮った。



上の写真は、近所のファミレスの前にあったのぼりを、裏側から撮ったものである。どう読めるだろうか。

おそらく「うなぎさらし」と読んでしまうのでは無いだろうか。文字が反転していても、造作も無く読めていたにもかかわらず、「ち」だけが反転文字としてではなく、「さ」という正しい向きの文字認識を優先してしまったということになる。

実は数年前にも同様の事例(下の写真)を見かけていた。今回と「ち」と「さ」が逆になっているが、「より正しい字形で読める方を優先する」という認知の優先順序は同じだ。



もちろん、優先順序があるのは、文字の認知だけでは無い。下の画像は、また別の「認知の優先順序」を意識させる例だ。顔を隠す一本一本の手よりも、手に描かれている眼、口、耳によって一つの顔として見ることを優先してしまう。

この話のポイントは、自分自身の意図とは関係なくある優先順序に基づいて、情報を勝手に認知させられているってとこだ。普段の暮らしの中で、私たちが無意識に認知させられている情報は相当多いはずだ。それを些細な出来事から一つ一つ丹念に探して行くことで、新しい表現方法を生み出すヒントが見つかるかもしれないとも考えている。

この日記でも、見つかるたびに、実例と合わせて紹介していきたいと思っている。

2011/07/30

馴化と心理的障壁

たまたま今日誕生日だという人がいたかつ、家の近所まで来る用事があるというので、会って本をあげた。
その人は普段東京郊外に住んでいる学生なのだが、アルバイトで都心に出てくるようになってから、都内に出かけることに抵抗感が無くなったという話をしていたのが印象的だった。

同等の刺激を繰り返すことによって応答性が低下する現象の事を、心理学用語で「馴化(habituation)」と呼ぶ。つまり「馴れ」とは刺激に反応しなくなるということだ。

さっきの例で考えてみると、今までは「ちょっとめんどくさい」という気持ちもあった都内へのお出かけが、週三回のバイトで行くようになることで、日常の当たり前の行動になってしまった(馴化した)ということになる。
そう、意図的に馴化を起こすことによって、人は「めんどくさい」という心理的障壁を無くすことができる。

ちょっとした毎日の「めんどくさい」行動に思い悩むくらいなら、どうやって「馴化を引き起こすか」考えることに時間を使うと良い。
外部から強制的に行動を起こさせる等、方法は色々ある。

そのうち機会があったら、自分がやっている馴化を引き起こす方法の一例を紹介しようと思う。

2011/07/29

記憶の劣化について

昨日の昼休みに入稿していたポスターを、今日納品した。内容は、ライフワークとして7年ほど前から継続しているプロジェクトの説明図だ。
「茶会の掛け軸に使いたい」という奇っ怪な申し出を受けて、制作した。

プロジェクトの名前は、「ドラエラー」といい、「人間の記憶の劣化」をテーマにしている。あることを覚え忘れてしまう際に、人間共通の特性(忘れ方の秩序)があるのでは無いかと思い、それをビジュアル的に明らかにしようとしているプロジェクトだ。

内容は、まず被験者に、誰しも一度は見知っている国民的キャラクターである「ドラえもん」をうろ覚えで描いてもらう。そして、描かれた絵の間違え方を、顔要素の選択や位置関係に着目して分析し、木構造(Tree)として表現した。(画像)

言って見れば悪ふざけにも近いことをやっているだけなのだが、こういう視点で物事を整理すると、それなりに考察が得られてしまうところが面白い。

まだまだ途中段階なので、詳細については今後改めて整理するが、くだらない事をもっともらしくやるというのは、今後も継続して行きたいと思う。



2011/07/28

レコメンド

いろいろな人に本をオススメした。
その人の興味や関心、今後の成長、未来等を考えて、楔を打ち込む感覚。
これはある意味傲慢な行為でもある。

教育というのは、教育者にとって、(何らかの意図があって)育てたい方向に半強制的に変化を起こさせるということになるから、必ずどこかに恣意的な、傲慢な要素を孕む。別にそれは悪いことでは全く無い。本質的にそういうものだということだ。
だからこそ、学習者の取るべき適切な態度は、「誰の意図によって変化を起こさせられることを求めるか選択する」ということに尽きると思う。誰の下で学ぶか、誰と話をするか。

本を薦める、薦められることを求めるというのも、そういうことだと思ったので、できるだけ真剣に選んだつもり。

2011/07/27

券売機とイライラ

都営地下鉄の券売機の出来が良いと思った。
PASMOをチャージしようと券売機に入れその直後1000円札を入れ、ボタンを押して、チャージした。

他の券売機は、いくつかボタンを押して、最後の段階でお金を入れられるようになる。一方、都営地下鉄は、「いつでもどの段階でも」紙幣を入れられる。これはたいしたことないように見えて、かなり、違う。

おそらく、紙幣を入れられるタイミングが決まっていることにも、理由があるのだろう。指示通りに待って操作すれば「どんな人にも間違えなく」切符が買えるとか。うん、それも素晴らしいことだと思う。
ただ、ヒトは、イライラしたくない生き物だ。ちょっとしたイライラを引きずる生き物だ。
実際触ってみるとわかると思うが、「機械の都合に合わせる」ということがどれだけストレスになっているか見なおしてみると良い。

2011/07/26

チャンスを無理やり作り出す

会社。新人に話をしながら、入社した時の事を思い出していた。

事業プランを整理する時の思考法、フレームワークの一つに、SWOT分析というものがある。ざっくり言うと、プロジェクトの外側、内側から見た強みと弱みについて書き出して比較するというものだ。

そこで露わになった、自プロジェクトの弱み、他者からさらされている脅威は、一見「嫌なもの・困ったもの」に思えるが、実はそこにこそ、プロジェクトを飛躍的に成功させるヒントが隠されている。

逆に考える。弱みを強みに変えるものの見方をする、ということを教わった。

例えば、自社商品が競合に対して、どうしても価格的に高くなってしまうことを「弱み」と定義した場合、ブランディングや販売方法など、価格が高いことを逆に売りにする方法を考えるとかそういうことだ。

そういう思考実験を繰り返していると、弱点がどんどん減ってくる。
正確に言うと、弱点の生かし方を学んでくる。
全ての弱点をうまく返せるようになったら、最強だよなとかそんなことを考えていた。

2011/07/25

記憶にタグを付ける

8時間以上寝たのって何年ぶりだろうか。普段の倍の睡眠とは、想像以上の疲労だったようだ。

会社。水曜のCM撮影準備に忙殺される。頭はほとんど使っていないが忙しい。という一日。

帰宅。郵便受けに大きな封筒が突っ込まれていた。はて、全く身に覚えが無い。何だろうと封筒を取り出すと、右下にQと一文字だけ書いてあった(写真)。
これを見た途端、本当にすっかり忘れていたのだが、数日前にヤフオクで仕事の資料用にチョロQを落札したことを思い出した。
なぜ彼が「チョロQ」ではなく、「Q」と一文字だけ書いたのか。ひょっとしたらチョロQの事では無く、ただの商品管理用の文字だったのでは無いか等、疑惑は尽きないが、とにかく、普通の人にとっては何の意味もなさないただのアルファベット一文字が、自分の記憶を呼び覚ます、強いタグであった事は、事実だ。



2011/07/24

文脈と物語る力

早朝、二時間ほどみんなでしりとり。普通のしりとりから徐々に、あるテーマに沿った文章を言う形に変化していく様を見ながら、人間の発想は、ある程度の制約の中でこそ、発揮されやすくなるという事を実感した。

人間は意味から逃れられない。意味を生成してしまう生き物だ。無意味な言葉のつながりにも、勝手に意味を見出してしまう。さっきのしりとりでも、例えば「悲しい状況」というお題の中で、「親と同じ色の服」と言った時に、別にそこまで意外な状況でも無いのに、何か状況や物語を考えてしまう。

午後。都内某所でレクチャー。過去10年くらい自分が考えてきた事を整理して話す。実際その時々では適当にその場で考えていただけだと思っていた事も俯瞰してあえて関連図を描いて見ると、こんなに一貫していたのかと思えて来るのは不思議だ。話す時にはさらに伏線入れ気味で構成したので、聞いてくれた人はビックリしたかもしれない。

基本的に、プレゼンではPowerPointやKeynoteといったソフトは使わず、OSXのFinderとQuicklookのみでやっている。今回はそれをさらに有効にするために、あるしかけをした。詳細は書かないが、こういう新しい試みが自分のモチベーションになる。

帰宅後は本当に疲れていたので、そのまま倒れこんでしまった。

2011/07/23

心理と行動

昨晩から、明日の講義のための準備に追われる。プロジェクターがなく、大画面テレビしか無いという環境で、機材やプレゼン方法などを検証するのに思いの外時間がかかってしまった。

夕方頃、荷物をまとめて外出。大人になってから、泊まりがけで遊ぶというのは無かったので新鮮。しかも、ほぼ全員が年下で、最大で10歳離れたりする。

友人関係になるのに、年齢は関係ないと個人的には思っている。面白いと思えるか、信頼できるかということに尽きる。そういった意味で、SNSはある種の属性を剥ぎ取って、人をコンテンツだけにしてしまうところが良い。

カードゲームをやっていた。特に長い時間プレイしていたのは、「タブラの狼」というコミュニケーションゲーム。めんどくさいのでルールは省略するが、やりながら思ったこととして、基本的に人はシングルタスクでしか思考・行動できないから、あることについて気づかれたく無い、思考されたく無い時は、全く別の問題を思考せざるを得ない状況を作り出せば良いということだ。

例えば情報を与え続けて、検証する時間を与えないとか。まあ方法はいくらでもあるだろう。
ということを考えていた。

2011/07/22

無意識に関与する

会社。来週の撮影のためにモデルを選んだり、色々準備をして終わった。途中2時間程来期新商品のための会議。同僚が上げてきたプランの交通整理をして、コミュニケーション戦略をまとめる。これで何とかなりそう。


今日は忘れたく無い持ちものがあったので、リマインダーの仕方をいつもより念入りにして、家を出る際に確実に思い出せるようにした。

普段持ち物を減らすために鍵を財布の中(紙幣の下に収納場所がある)にしまっているのだが、それを利用して全く忘れてしまった状態でもリマインダーが目に入るように、1000円札のところに付箋を貼っておいた。(写真)

このお陰で、今朝家を出て鍵をかける時に思い出すことができた。本当に持っていくこと自体すっかり忘れ去っていたので助かった。習慣化している行動の中に、無意識のウチに入り込ませるのが重要だと思う。



2011/07/21

気になったものは試す

ペットボトルのフタ植物は育ちすぎてもうめんどくさくなってきた。鉢に植え替えるとはいえ、そんな大きな鉢はいらないし、土を買うにも少量では買えないし、色々めんどい。終わらせどきを考えよう。

午前中。事務処理的な仕事を高速で片付ける。こういうのをやっている時は基本的に頭は使っていない。始める前に自分で自分にプログラム組んで、高速で走らせている感じ。

午後。撮影用の色々を買出しに、右往左往。全く関係ないが、ハンズで見かけたのでこんなものを買った。

指にはめて描く筆。指で直接描く感覚があるインターフェース。iPhone等では当たり前の操作だが、やはり概念上のものと実際とは違うということを確認。実際には全く必要のないものだけど、気になったこういうものは必ず買って試したりしている。おかげで自宅がモノで溢れかえっているわけだが、実際に体験したことは忘れないから。




2011/07/20

台風?


台風が来るとか来ないとかそういうふざけた日。

2011/07/19

550mlの挑戦

連休明け、忙しい一日。
育てているペットボトルのフタ植物が限界に来ている。今週中に新しい鉢が必要になるだろう。

帰り道、歩きながら考え事。一時期「何のために生きるのか」みたいな事考えすぎておかしくなってたのだが、ちょっとそれに近い感じになりつつあるので、目先の課題についてのみ考えることにする。twitterがあるのは、こういう時に助かる。

写真は、自販機で買ったペットボトル。「550ml」サイズのボトル。つまり、自販機自体に適用可能なサイズを維持しつつ、10%の容量アップに成功しているということだ。これは、結構大変なことなのではないか?



2011/07/18

MUSIC TODAY ASAHIに行く

ソッカー決勝見てから、午前中は家事をやるなどボーッとして過ごす。

昼。twitterTLでうなぎの文字列を確認したので、うなぎを食べようと「錦糸町 うなぎ」で検索。一番最初に出てきた雑い店に行く。うなぎって時点で一定の旨さは確保されている上に安い(500円)のでまあ満足。普段土日はウインザー(WINSに行く人類を指し示した蔑称)で溢れかえってるので今後行くことはほとんど無いであろう。

午後。浅草、MUSIC TODAY ASAHIへ。会場に入ってドリンクチケットで生ビールに引き換えようと思ってたら、背中を叩かれたので「敵か!?」と思い振り向いたら、会社の人が男連れで来てた。「ああどうもこんにちは」とだけ述べたけど、果たして俺に何故声をかけたか意味不明だし、せっかくのOFF脳が仕事モードに切り替わってしまい、来週以降の仕事ルーティンを自動的に組立て始めたので、慌ててアルコール入れて抑える。

演奏はどれも素晴らしかった。特に木下美紗都の声とメロディは素晴らしい。こういうのを才能と余分だろうな。いくつかイラッとした事があったものの、全体的に良いイベントだったと思う。

帰宅。少し仕事用のロゴ作業など。調査・分析・企画が自分の業務なのだが、結局プロダクトやグラフィックのデザインみたいな所まで手を出さざるを得ない状況になっておりちょっと手が回らない。来週からはオーディション等々CM撮影周りの業務も入り込んでくるし、週末の講義の準備もあるから忙しいな…

もう少し仕事して寝ることにする。

2011/07/17

鉱脈とは

寝坊。8時くらいに目が覚める。書類を整理したり色々。藤幡先生の本をパラパラと読みなおす。メディアアートとは「メディアのコンディションをチェックする」ということだって言葉の重要性を噛み締める。

午後、気分転換に散歩。8km程歩く。考え事する時は、結構歩くようにしている。これは中学の時からそうだ。一人で、30分以上歩きながら、自分と対話する。自分が文章書く時は、一度頭の中で全部喋ってそれを書き起こすっていう脳内口述筆記みたいなことをしているのだけど、散歩はそれをするのにピッタリな時間。

スーパーで買い物して帰宅。

夜、高円寺すごろくやへ。カードゲームは初期投資が掛からず、アイデア一つでいけるところが良い。ただ、詳細は書かないがメーカーのビジネスとしてコレを扱うのは結構厳しい部分があるので、小さな組織がアイデア一つでのし上がったりするのには良い媒体だと思う。ゲームデザイナーとしてもやり甲斐がある分野だろう。まだまだ鉱脈はたくさんあるように思う。

そう、ビジネスをするということは、社会における鉱脈を探すということ。ニッチだと思っていたものがいつの間にか社会の王道になっている。自分の力で新しいスタンダードを作るっていうのは、かなりエキサイティングな事だと思わないか?

2011/07/16

ZINE'S MATEに行く

寝不足のまま健康診断へ。ちょっと悪いので、今後色々なんとかしないとな感じ。長生きしたければ。

待ち合わせ時間まで、3331。TABFへ。全体見た感じ、同じような内容のzineが多すぎるように感じた。それはつまらないし、良く無いことだなとは思うけど、そもそもzineを作りたいような人の趣味志向がかなり偏っているので、仕方ないのかなとも思う。とは言え、ブースでの見せ方にもっと気を使うと、出品者来場者共に幸せになれるのではないか?

中村至男さんにごあいさつ&少し話。「今年は、アイデア思いついたら、詰めすぎないでどんどん出して行こうと思ってる」というお話が印象的。新作もすごく良い。アイデアがある物には、ある種の尊さを感じる。


久しぶりに富山から来た友人と食事。上野にある和食の名店をチョイス。丁寧に作られた物は本当に美味しい。


夜、会議。以前からちょくちょく課題にはなっていたが、いよいよ自分(たち)の課題というか弱点がハッキリした感じ。そもそも鍛えてこなかった部分であるので、ちょっと色々考えてチャレンジする。(実は少し前にそれを乗り越えるアイデアを一つ出したのだか、それは別の理由でボツになったので、どこかで日の目を見せられるようにしたい)おそらく解決できる問題だと思っている。

2011/07/15

日常

とくになにもない、てきどにイライラしながらもがんばってしごとしたいちにちであった。

2011/07/14

0.5秒後の世界を想像する

4時起床。女子ソッカー見る。ソッカー自体はやらないけど、スピード感のある陣取りゲームとして俯瞰で見るのは楽しい。速度のある思考は好きだ。

出社。来週〜再来週台風が来ると、CF撮影等々のスケジュールが完全に狂って終わるのでそれだけが心配。

退社。途中で駄バーガー屋寄って企画。ちょっと調子が悪い。今あるものを洗練していく形にすると方針を決めるが、到達点がちょっとよく分からなくなってきている。焦る。

帰路。最寄りのローソンでジャスミン茶を買う。冷凍棚の目の前を通りかかって足が止まる(下の写真参照)。




「開けたらアウト」見て0.5秒後の世界を想像してしまう。こういうのをdynamicな写真と呼ぶのだろう。
この完全に詰んでいる状態を見て、「あ〜。」と思い棚を離れると、後ろから、「ガシャン!うわ!!」という音がしたので振り返ると、悲しい顔をした中年サラリーマンが佇んでいた。

2011/07/13

大人の理想と子どもの本音

昨日の決意の元、クーラー(強)をガンガンかけたまま寝た結果、激しく体調を崩す。当然の朝舌打ち。そのままグッタリしたまま出社。唯一利点があるとすれば、汗を殆どかかずに出社できたってとこだけ。

会社。恒例のフタチェック。まあ出てないよね、芽。いつものようにスポイトで水をやる。早く出ろ。RBでもかけてやろうか。
色々上がってくるのを待つ。予想通り予定の時間には上がってこない。いや、別にそれ自体を咎めるつもりは無いのだが、何か一言合ってもいいと思うんだけどな。仕事においては「時間」が一番の資源なんだから。

bot。昨日手伝ったbotの挙動と周りの人の関わり方を観察してた。
話しかけると、ランダムで返信するっていう簡易なものだけど、それだけで嬉しいと感じるのは非常に興味深い。コミュニケーションが成立して嬉しいっていうのはちょっと違うっぽいし、単にボタン押したらライトが点くっていうタイプのものでもない。少し考えることにする。
も一つ興味深かったのは、自分の問いかけとbotがランダムで返す答えの間に、みんなが意味を勝手に見出していたこと。人は勝手に意味を産み出してしまう。それ自体が娯楽になっているの今の構造が面白い。

帰宅。アイデアが出ないので知識と条件の整理から入る。理詰めだけで出ればこんな楽なことはないのだが、手を動かしてないと不安なのでそういうところから入る。新規開拓というよりは洗練のフェーズなのだろう。

物欲。オーズソフビ工場(http://p-bandai.jp/ordermade/item-1000010994/)で1体オーダーしようか悩む。仮面ライダーが好きという訳ではない。こういうものは一度体験しておくべきという直感から迷ってる。これはつまりコんガらガっち( http://kongaragacchi.com/ )なワケだけど、子どもの物欲と知識欲の組み合わせのバランスがヤバい。「可能性の提示」っていう構造のものは「福笑い」から脈々とあるが、「制約された自由度」っていうのがポイントだと思う。完全に自由なのは、実はめんどうくさいし、飽きる。だから、レゴブロックとかみんな熱く語るけど、たぶん実際にそんなに手を動かして弄って遊んではいないはずだ。
大人の考える理想と子どもの本音は違うし、往々にして良くズレる。
参考:オーズソフビ工場

2011/07/12

日記とは

あまりの暑さに、4時前に起きる。クーラーガンガンかけてて気分悪くなったので切ったらこの有様だ。明日からは体調崩す方を積極的に選択しようと決意する。

出社。毎朝恒例の植物チェック。ペットボトルのフタで育てるアレを昨日ネギに変更したのだが、案の定芽はまだ出ていない。以前も芽が出ないことを確認する度に、舌打ちを二三発浴びせていたのだが、実は逆胎教みたいなことが起こってて出なかったのだろうか。めんどうくさいのでもう考えないことにする。暑い。

昼。金を使う気もたいしたもの食べる気もしなかったので、シモジマと銀行に行くついでに浅草橋駅前の松屋に入る。本当に惨めな感じの餌場をきっちり身体に染み込ませるために定期的に入る。今日もヤラれた。「社畜とは」と考えながら店を出る。帰りにシモジマに寄って文具を買った。暑い。

仕事。会議もそこまで重くなかったので今日は楽。精神的に重荷になっていた仕事をいくつか片付ける。やる前はかなり重荷なんだけど、やり始めてしまえば、何てことは無かった。「難易度の高い仕事」なんてのは、大抵そういうものだ。
休憩中にiPhoneでいしいくんからの確認メールに返信。「ああ、いしいくんもちゃんと働いているのだな」と初めて実感する。暑い。

帰宅。食事。水。
作業の片手間でbot作りを手伝う。で、今これを書いている。暑い。