2011/07/24

文脈と物語る力

早朝、二時間ほどみんなでしりとり。普通のしりとりから徐々に、あるテーマに沿った文章を言う形に変化していく様を見ながら、人間の発想は、ある程度の制約の中でこそ、発揮されやすくなるという事を実感した。

人間は意味から逃れられない。意味を生成してしまう生き物だ。無意味な言葉のつながりにも、勝手に意味を見出してしまう。さっきのしりとりでも、例えば「悲しい状況」というお題の中で、「親と同じ色の服」と言った時に、別にそこまで意外な状況でも無いのに、何か状況や物語を考えてしまう。

午後。都内某所でレクチャー。過去10年くらい自分が考えてきた事を整理して話す。実際その時々では適当にその場で考えていただけだと思っていた事も俯瞰してあえて関連図を描いて見ると、こんなに一貫していたのかと思えて来るのは不思議だ。話す時にはさらに伏線入れ気味で構成したので、聞いてくれた人はビックリしたかもしれない。

基本的に、プレゼンではPowerPointやKeynoteといったソフトは使わず、OSXのFinderとQuicklookのみでやっている。今回はそれをさらに有効にするために、あるしかけをした。詳細は書かないが、こういう新しい試みが自分のモチベーションになる。

帰宅後は本当に疲れていたので、そのまま倒れこんでしまった。