いろいろな人に本をオススメした。
その人の興味や関心、今後の成長、未来等を考えて、楔を打ち込む感覚。
これはある意味傲慢な行為でもある。
教育というのは、教育者にとって、(何らかの意図があって)育てたい方向に半強制的に変化を起こさせるということになるから、必ずどこかに恣意的な、傲慢な要素を孕む。別にそれは悪いことでは全く無い。本質的にそういうものだということだ。
だからこそ、学習者の取るべき適切な態度は、「誰の意図によって変化を起こさせられることを求めるか選択する」ということに尽きると思う。誰の下で学ぶか、誰と話をするか。
本を薦める、薦められることを求めるというのも、そういうことだと思ったので、できるだけ真剣に選んだつもり。