会社。新人に話をしながら、入社した時の事を思い出していた。
事業プランを整理する時の思考法、フレームワークの一つに、SWOT分析というものがある。ざっくり言うと、プロジェクトの外側、内側から見た強みと弱みについて書き出して比較するというものだ。
そこで露わになった、自プロジェクトの弱み、他者からさらされている脅威は、一見「嫌なもの・困ったもの」に思えるが、実はそこにこそ、プロジェクトを飛躍的に成功させるヒントが隠されている。
逆に考える。弱みを強みに変えるものの見方をする、ということを教わった。
例えば、自社商品が競合に対して、どうしても価格的に高くなってしまうことを「弱み」と定義した場合、ブランディングや販売方法など、価格が高いことを逆に売りにする方法を考えるとかそういうことだ。
そういう思考実験を繰り返していると、弱点がどんどん減ってくる。
正確に言うと、弱点の生かし方を学んでくる。
全ての弱点をうまく返せるようになったら、最強だよなとかそんなことを考えていた。