2011/09/16

町の小さな発明家

会社の近くは、繊維関係の問屋街なので多くのトラックや台車が道を走っていたり、店先に駐車されていたりする。台車自体はご存知の通りブレーキが無いので、完全に平坦な道でも無い限り、放っておくと勝手にコロコロと走り出してしまう。

さて、問屋街を歩きながら、(写真1枚目)を見た時に「これは何だろう?」と思っていたのだが、よくよく見ると、(写真2枚目)のように台車が転がらないためのストッパーの役目を果たしていることが分かった。



気がついてしまえば何のことはないのだけど、お店の人たちの試行錯誤の結果としての洗練が見て取れて、とてもうれしい気持ちになる。

町にあふれた、小さな発明家による試行錯誤をもっと見たい。
とるに足らないものかもしれないけれど、そこにはささやかな創造の喜びがあるから。