2011/08/02

悩まない技術

今日は会議で、新開発商品のプランをまとめながら、商品名について頭を悩ませていた。「悩む」「迷う」っていうのは一種の思考の膠着状態である。

膠着状態はなぜ起きるのか。

大抵の場合こういう時は、判断基準や条件が曖昧で自分の思考が整理されていないことが多い。基準が明確じゃないから、これをアリとしていいのか「迷う」し、条件が明確じゃないから、どういう策を出せばいいのか手がかりがつかめず「悩む」ことになる。

裏をかえせば、判断基準や条件が明確であれば、後はそれにとって適切であるか選択するだけなので、本当に迷わず悩まず素早い判断が可能になる。後は試行錯誤を繰り返して精度を高めていけば良い。

これを思考習慣として確立させるため、仕事でも普段の生活でも、なるべく基準や条件を明確にしようとしている。
例えば今住んでいる家を探していた時はこんな感じに条件設定して選択した。

  1. 今の自分の給与から家賃の限度額を設定する。
  2. 家の希望スペック(フローリングとかバストイレ別とか)をリスト化する。
  3. 2で上げた希望スペックに対して優先順序を付ける。その際「これだけは譲れない」条件と「できれば合った方が良い」条件とをハッキリ(ここ重要)区別する。
  4. 賃貸サイトで上記条件で検索し、できるだけ条件が優先順に多く合致する物件を探す。
とにかく条件定義とその優先順序付けさえできれば、合致するかどうかを判断するだけで、問題の大半は解決できる。
だから、悩んだらまずは一度、紙にその問題を解決するための判断基準と条件を整理して書きだしてみることを薦めたい。

(どうやって適切な判断基準と条件を定義するかは、また別の技術が必要なのでそれはまたの機会に書いてみたいと思う)