たまったRSSを消化していた。webは本を読むとか展示を観る以外の重要なインプット元だ。
もちろん、普段から疑問に思ったことや気になることをそのままにせずに検索する(調べ上げる)っていうことはやっているけれど、それだけだと狭いソースになってしまうので、普段はGoogleReaderにたぶん100〜200くらいのRSSを突っ込んであるものを読んでいる。
そこから取得されるpostの数は膨大なのだけど、レコード屋でレコードを探すように1ポスト1〜2秒くらいのペースで瞬時に「アリ」か「ナシ」か判断して、「アリ」のものだけスターを付けていく。この段階ではあまり深く考えず、とにかく少しでも気になったヤツはスターを付けて、どんどんポストを消化していく。
これが、第一次選抜だ。
その後、スターを付けたものだけをさらにまとめて見て、もう一度「アリ」か「ナシ」か判断していく。
この時は1秒とかそういう短い時間では無く、もっとじっくり見ていく。その時やっているのは「何故、これを面白いと思ったのか」理由を考えるということ。GoogleReaderはポスト毎にメモが書けるので、考えたことを書いていく。
この第二次選抜が終わった段階で、さらにコレクションしておこうと思ったものについては、それがアート作品であれば、作家の情報を探り、webを探す。その作品が何なのかということを把握し、作家の他の作品でも気になるものは無いか、ポートフォリオを掘っていく。どこの国の何歳の人が作っているかということも、個人的には重要だと思っている。
ここまで出来た段階で、クリップすべきと思ったものをTumblrに投げる。
こういったインプット活動をもう3年近く行っている。
段階を踏んだ選抜を行って精度を上げ、「面白いと思った理由」を考えていくことで、自分の嗜好をより具体的にはっきり知ることになる。
「俺は一体何が好きなんだ。何を面白いと思っているのか」を知らされることになる。
さらにはTumblrに継続的にポストしていくことで、過去の自分との変化も知ることになる。
昔はこれで「面白い」と思ってたものについて、今は「ヌルいな」と思えばそれは変化だしある意味での成長だ。
これは、自分のやっている数あるインプットの1つに過ぎないが、このように継続していくことで、確実に自分の中に面白さの源泉やそれを見つける力が蓄積されていると感じる。
アスリートが毎日トレーニングをするように、自分の「面白さセンサー」のようなものに毎日問いかけ続けることで、なにか生み出せるものがあるのではないかなと考えている。